読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

TaxLab’s blog

税金&スイーツ&投資記事をメインとするブログです。

印紙税(国税)について

意外と忘れやすい税金に、印紙税があります。
 
税法で定める文書(「課税文書」といいます。例えば、領収書や契約書など)の作成者に課される国税で、文書に所定の収入印紙を貼付して消印することで納付します。
 
この印紙税は、20種類の文書を課税対象としていますが、ここでは、実務でよく登場するものをみてみたいと思います。
 
なお、収入印紙を貼る必要のある文書は、あくまで原本です。写し(コピー)には貼る必要はありません。

また、税額(税率)は、印紙税額一覧表(国税庁HPに掲載)をみて確認できます。
 
① 領収書(17号の1文書)
上代金を現金で受領する際に作成する領収証が課税文書に該当します。
受取金額が「5万円以上」の場合に課税されるもので、5万円未満の場合には非課税とされます。
比較的多めの現金受領の際には注意しなければなりません。
 
なお、課税対象となる「5万円以上」ですが、記載金額が5万円を超えていても非課税になるケースがあります。
それは、消費税額(地方消費税含む)が明確で、本体価格が5万円未満だと分かる場合です。
具体的には、
・領収金額 50,220円(うち消費税額3,720円)
・税込金額 50,220円(税抜価格46,500円)
・合計金額 50,220円(本体価格46,500円、消費税額3,720円)
のような記載方法です。
 
② 賃貸借契約書(1号の2文書)
土地の賃貸借契約書などが課税文書に該当します。
駐車場として賃貸借する場合は、アスファルトなどの施設があれば、ここでいう土地賃貸借にはならないため印紙税は不要です。
また、間違えやすいですが、建物の賃貸借も土地賃貸借でないため印紙税は不要です。
 
③ 請負契約書(2号文書)
建築物の工事請負契約書などが課税文書に該当します。
建設業を経営する場合や、建設工事を発注する場合などに課税されます。
平成26年4月1日以降、軽減税率の範囲・軽減額が拡充されています。

ただし、建設工事以外の請負は軽減されませんので注意してください。

④ 不動産譲渡契約書(1号の1文書)
不動産の売買契約書が課税文書に該当します。
不動産業を経営する場合や、自社保有の不動産を売却・購入する場合に課税されます。
②の賃貸借とは異なり、建物の譲渡であっても課税対象となります。

こちらも③と同様、軽減税率の適用があります。
 
業務委託契約書(7号文書)
継続的な取引の基本となる契約書が課税文書に該当します。
代理店契約書などに課税されます。
一律4,000円と定められています。
 
⑥ 消費貸借契約書(1号の3文書)
金銭消費貸借契約書や借用証書などが課税文書に該当します。
 
⑦ 銀行取引約定書(7号文書)
継続的な取引の基本となる契約書に該当し、4,000円の印紙税がかかります。
 
ところで、印紙税はこうした課税文書に所定の収入印紙を貼付したうえ、消印することが求められます。
貼付しても消印していないと、次のように過怠税がかかる場合がありますので注意してください。
 
印紙税を納付しなかったとき
課税文書の作成者が印紙税を納付しなかったときは、たとえ印紙税が課されることを知らなかったり、収入印紙を貼り忘れた場合であっても、納付しなかった印紙税の3倍(収入印紙を貼っていないことを自主的に申し出たときは 1.1倍)の過怠税が課されます。

また、文書に貼り付けた収入印紙に消印をしなかったときは、その消印しなかった収入印紙の金額と同額の過怠税が課されます。

なお、過怠税は、過怠税の合計額が1,000円未満のときは1,000円に切り上げられ(最低額1,000円)、その全額が法人税の損金や所得税の必要経費に算入されませんので、ご注意ください。

ちなみに、印紙税を納付していなくても、契約書等の効力が無効になることはありません。

www.hashimoto-tax-office.net

JCBプラチナ法人カード(カード発行の巻)

経営者であれば、どうせカードを1枚持つなら、できるだけ極上の1枚を持ちたいと思うはずです。

この度、JCBよりゴールド法人カードからプラチナ法人カードへの切り替えの案内書(招待状・インビテーション)が経営する合同会社宛に届きましたので、申し込んでみました。

合同会社は、信用面で株式会社に劣っていると思われがちです。

合同会社には資本金が極小のものが多くあるため、そうしたイメージが付きやすいのでしょう。

しかし、中には、資本金100万円~300万円程度の合同会社も多くあり、株式会社に見劣りしない規模の会社もあります。

関連会社の合同会社アセットミックスの資本金は100万円と決して多いとはいえませんが、最低水準はクリアできています。

そして、申し込んで2週間も経たないうちに無事審査に通過したようで、白金(プラチナ)色に輝く新しいカードが届きました。

実際の審査基準は分からないのですが、会社の資本金がそこそこあるというのはポイントの一つかもしれません。
※営業年数や売上高、経常利益など他の要素ももちろん検討・考慮されます。

ところで、どうしてプラチナカードにグレードアップする気になったかといえば、会社も営業5年目を迎えることになり、出張や経費精算にさらに便利なカードが欲しくなったからです。
※プラチナカードは、ゴールドカード(50~250万円)に比べて、カード利用可能枠が多くなり(総枠150以上でJCB個別承認設定額による。)さらに便利になります。

その代わり、年会費も、税込10,800円→32,400円(法人代表者1人分)と3倍もアップしてしまいました。
※切り替えのタイミングによって、ゴールド法人カードの残余年会費の月割額が返金されます。
※法人カードの年会費は会計上、経費として計上可能です。

プラチナカードになっても、これまでと比べてそれほど使用頻度が変わるとは思いませんが、個人的には海外空港ラウンジも無料で使えるサービスは利用できそうに感じます。

PRIORITY PASS™という国内外での空港ラウンジサービスが無料で利用できるのです。

www.prioritypass.com

*実際には、前もってJCBへ所定の申込手続きをしてPRIORITY PASS™カードを発行してもらいます。

また、会員情報誌「JCB THE PREMIUM」が毎月届くようなので観光・飲食・娯楽情報収集にも役立ちそうです。

仕事を終えたら、せっかくなので時間セーブに良質な観光や飲食・娯楽体験ができると助かります。

アセットミックスの行動範囲も海外をめざして、今後はさらにアクティブになりそうです。

合同会社を設立するなら、将来のカード発行のことも考えて、資本金を決めるとよいでしょう。

llcassetmix2013.jimdo.com

会社経営と地方税の税務

[ 準拠:平成29年4月1日現在法令等 ]

会社経営には多くの税金がついてまわります。例えば、設備投資をして機械や備品を購入した場合や、自社で土地・家屋や車両を所有している場合にも税金がかかります。そのため、 経営者としては諸税金の基本的な事項を知っておく必要があります。

(1)固定資産税(市税)
①1月1日に所有している「土地・家屋」にかかります。
②1月1日に所有している「償却資産」にもかかります。※特に償却資産税(市税)と呼ばれます。
③免税点
土地 30万円
家屋 20万円
償却資産 150万円
課税標準
固定資産台帳に登録されている価格
⑤税率
標準 1.4%
※各市町村の条例によりこれと異なる税率も定められます。

㊟固定資産税評価額は、3年に1度評価替えされます。(直近では平成27年度)

スモールカンパニーの場合、事務所は賃借し、備品もパソコンなど限られたものであることが多いので、上記免税点の範囲内に収まり固定資産税はかからないことが多いです。
 
(2)都市計画税(市税)
①1月1日に所有している市街化区域内の「土地・家屋」にかかります。
②免税点
土地 30万円
家屋 20万円
課税標準
固定資産台帳に登録されている価格
④税率
制限(最高)0.3%
 
(3)自動車税(県税)・軽自動車税(市税)
4月1日に所有している「車両」にかかり、排気量などで税額は変わります。
たくさんの車両を保有する事業者は負担が重くなります。

なお、これらの税は賦課期日(1月1日や4月1日)に所有していなければ課税されないため、購入・売却の時期を考慮・検討するとよいでしょう。

(4)不動産取得税(県税)
不動産取得税は、不動産(土地・家屋)を取得したときに1度だけかかる税金です。

取得時の不動産の価格に税率を乗じて計算されます。
・不動産取得税=課税標準(※1)×税率(※2)

※1:課税標準は固定資産課税台帳に登録されている価格(納税通知書をみればわかります。)で、宅地評価土地を取得した場合は1/2に軽減されます。
※2:税率は標準税率で4%、住宅と土地の取得は3%に軽減されます。
※3:住宅や住宅地の取得については軽減特例があります。
※4:免税点
・土地を取得したとき 10万円
・家屋を建築(新築・増築・改築)により取得したとき 23万円
・家屋を売買・贈与・交換などにより取得したとき 12万円
㊟相続による取得は非課税ですが、贈与(相続時精算課税制度の適用も含む。)による取得には課税されます。

ほかにもありますが、マイナーな税金であるため、ここでは省略いたします。

www.hashimoto-tax-office.net