イントロダクション
この記事ではホテル上場株の投資メリットをまとめています。ホテル運営会社はメジャーな投資対象とはされていませんが、ホテル愛好家には人気のある面白い投資先です。
広義のトラベル関連の上場株リストも掲載していますので、銘柄選択の参考になればと思います。
ホテル株の投資メリット
投資対象となる上場銘柄は、日本の株式市場だけでも約4,000銘柄あります。
その中でも特に、ホテル系銘柄に投資(購入)するメリットをいくつかご紹介します。
①ホテル業界の経営状況・将来動向に詳しくなります。
決算情報を閲覧・分析するとホテル業界のことが良く見えるようになります。
②ホテル各社の経営状況・将来動向に詳しくなります。
決算情報を閲覧・分析すると個別ホテル各社のことが良く見えるようになります。
③卓越したホテルチェーン・個別ホテルを発掘できる可能性があります。
業績比較で経営の巧拙がわかるので、ホテル軒数や客室数だけでは計れない卓越したホテルチェーンや個別ホテルを発見できます。
④お気に入りのホテルチェーン・個別ホテルを発掘できる可能性があります。
会社比較で経営方針や会社カラーがわかるので、人気や規模だけでは知れないお気に入りのホテルチェーンや個別ホテルを発見できます。
⑤株主優待でお得に宿泊、お得にレストランを利用できる場合があります。
ホテル株の多くで株主優待制度が導入されていますので、経済的利益を享受できます。
⑥配当金をもらえる場合があります。
業績が良ければ、配当金として株主還元されますので、インカムゲインを享受できます。
⑦株主総会に参加して、経営陣に提案や意見することができます。
単元株主になれば議決権が与えられ株主総会に参加できますので、経営参加権を行使できます。
⑧業績が良くなれば、通常は株価の値上がりで売却益を得ることができます。
好業績の人気銘柄となれば、株価上昇による売却益が見込まれますので、キャピタルゲインを享受できます。
⑨ホテル業界全般に視野が広がり、業界通になれます。
ホテル業界に関心が強くなるため、アンテナを高く張り、多種多様な情報に触れる機会が増えます。その結果、評論家レベルの業界知識が身に付きますので、SNSやYouTubeでホテル情報を発信してマネタイズも可能です。
⑩ホテルステイ全般に視野広がり、ホテル通になれます。
ホテルステイに興味が強くなるため、アンテナを高く張り、多種多様な情報に触れる機会が増えます。その結果、評論家レベルの専門知識が身に付きますので、SNSやYouTubeでホテル情報を発信してマネタイズも可能です。
<参考>東証市場区分
(画像:公式サイト)
ホテル株リスト
※会社名( )数字:証券コード
東証プライム銘柄
東証スタンダード銘柄
㈱レッド・プラネット・ジャパン(3350)
ABホテル㈱(6565)
㈱帝国ホテル(9708)
福証銘柄
東証REIT銘柄
星野リゾート・リート投資法人(3287)
森トラスト・ホテルリート投資法人(3478)
<米国株>世界大手ホテル銘柄
※会社名( )アルファベット:ティッカーコード
マリオット・インターナショナル(MAR)
ヒルトン・ワールドワイド・ホールディングス(HLT)
インターコンチネンタル・ホテルズ・グループ(IHG)
ハイアット・ホテルズ(H)
トラベル関連株リスト
※会社名( )数字:証券コード
鉄道株
東証プライム銘柄
東武鉄道㈱(9001)
相鉄ホールディングス㈱(9003)
東急㈱(9005)
京浜急行電鉄㈱(9006)
小田急電鉄㈱(9007)
京王電鉄㈱(9008)
京成電鉄㈱(9009)
富士急行㈱(9010)
東日本旅客鉄道㈱(9020)
西日本旅客鉄道㈱(9021)
東海旅客鉄道㈱(9022)
㈱西武ホールディングス(9024)
西日本鉄道㈱(9031)
近鉄グループホールディングス㈱(9041)
阪急阪神ホールディングス㈱(9042)
南海電気鉄道㈱(9044)
京阪ホールディングス㈱(9045)
神戸電鉄㈱(9046)
名古屋鉄道㈱(9048)
山陽電気鉄道㈱(9052)
九州旅客鉄道㈱(9142)
東証スタンダード銘柄
秩父鉄道㈱(9012)
新京成電鉄㈱(9014)
広島電鉄㈱(9033)
京福電気鉄道㈱(9049)
航空株
東証プライム銘柄
日本航空㈱(9201)
ANAホールディングス㈱(9202)
㈱スターフライヤー(9206)
海運株
東証プライム銘柄
東証スタンダード銘柄
栗林商船㈱(9171)
東海汽船㈱(9173)
東京汽船㈱(9193)
レジャー株
東証プライム銘柄
㈱オリエンタルランド(4661)
㈱サンリオ(8136)
東京都競馬㈱(9672)
東証スタンダード銘柄
伊豆シャボテンリゾート㈱(6819)
フィンテック グローバル㈱(8789)
グリーンランドリゾート㈱(9656)
常磐興産㈱(9675)
ウェディング株
東証プライム銘柄
㈱ツカダ・グローバルホールディング(2418)
㈱ひらまつ(2764)
㈱テイクアンドギヴ・ニーズ(4331)
旅行株
東証プライム銘柄
楽天グループ㈱(4755)
㈱リクルートホールディングス(6098)
Zホールディングス㈱(4689)
㈱オープンドア(3926)
㈱エアトリ(6191)
㈱エイチ・アイ・エス(9603)
KNT-CTホールディングス㈱(9726)
東証スタンダード銘柄
㈱ユーラシア旅行社(9376)
東証グロース銘柄
㈱アドベンチャー(6030)
㈱旅工房(6548)
㈱HANATOUR JAPAN(6561)
㈱ベストワンドットコム(6577)
ベルトラ㈱(7048)
※株主優待(投資主優待)を実施している銘柄には外部リンク≪優待情報≫しています。(全60銘柄)
また、複数事業(ホテル業、鉄道業、航空業、レジャー業、ウェディング業、旅行業)を兼営している銘柄については、その主たる業種に分類しています。
【参考】投資税優遇制度
個人向け税優遇制度
個人投資家には、2つの代表的な税優遇制度が用意されています。上手に両制度を活用して中長期投資するとよいでしょう。老後資金の積立準備が可能になります。
① NISA(ニーサ)
NISAとは、投資を行う際の少額投資非課税制度という税制優遇のことです。非課税枠は、年間120万円の5年間で最大600万円になります。
通常、投資で得た収益(配当金・分配金や譲渡益)に対して20.315%の税金がかかりますが、NISAを利用すると一定額までの投資で得た利益を一定期間(現行NISAの場合は、5年間*ロールオーバー可)の中、非課税で受け取ることができます。
② iDeCo(イデコ)
iDeCoとは、公的年金にプラスして給付を受けられる私的年金制度の一つ(個人型確定拠出年金)です。 iDeCoは将来に備えるための自分でつくる年金といえます。
月々5,000円から自分自身で積み立てていき(拠出限度額あり*)、原則60歳以降に受け取る仕組みです。
iDeCoのメリットは、将来に備えつつ、税金を節約できることで、積立時、運用時、受取時の3つ段階で税優遇を受けることができます。
<参考>加入資格別の拠出限度額
(画像:公式サイト)
■大手ネット証券(口座シェア率:上位3社)
SBI証券(約38%)
楽天証券(約32%)
マネックス証券(約11%)
■法人化プレゼンテーション
①(YouTube動画)
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③(実践者向けKindle)
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まとめ
通常、株主になると、利益配当権や残余財産分配権、議決権を与えられますが、ホテル会社の株主になれば、多くの場合、充実した株主優待も付与されます。
個人的には、ホテル会社の事業内容や経営状況に興味を持つことで、ホテル施設やホテルサービスの本質的価値を見極めることができるようになり、ホテル評論家並みの選択眼を養えることが最大のメリットだと思います。
なお、実際の投資にあたってはホテル企業の経営分析が必須といえるでしょう。
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