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伊勢神宮 初参拝『二つの正宮』(「外宮」から「内宮」へ)

 

イントロダクション

この記事では三重県伊勢市(みえけん いせし)に旅行や出張の際、ぜひともお訪れてほしい「伊勢神宮」をご紹介しています。

「一生に一度はお伊勢参り」といわれるように、まだ伊勢神宮に足を運んでいない方は、ぜひとも訪れてみてはいかがでしょうか。

執筆者の独断と偏見でおすすめする厳選スポットになります!
ご当地グルメや現地のお得情報も掲載していますのであわせてご覧してください。
※各施設・店舗の営業日・営業時間の最新状況を事前確認することをおすすめします。

 

伊勢神宮(いせじんぐう)

伊勢神宮(いせじんぐう)は、日本の三重県伊勢市にある神社。全国約8万社の神社の中で、最大の聖域であり全国の神社の中でも格別のお宮として崇敬を集めています。

正式名称は地名(伊勢)を冠しない「神宮」(じんぐう)であり、他の神宮と区別するために伊勢神宮と通称されます。親しみを込めて「お伊勢さん」とも称されます。

伊勢神宮には皇室のご祖神である天照大御神(あまてらすおおみかみ)を祀る「皇大神宮(こうたいじんぐう)」と、衣食住をはじめあらゆる産業の守り神である豊受大御神(とよのうけおおみかみ)を祀る「豊受大神宮(とようけだいじんぐう)」の二つの正宮(しょうぐう)があり、一般に「皇大神宮」は「内宮(ないくう)」「豊受大神宮」は「外宮(げくう)」と呼ばれています。両宮は決して同格ではなく、皇大神宮が最も尊いお宮で神宮の中心です。

内宮、外宮をはじめ、14所の別宮、43所の摂社、24所の末社、42所の所管社があります。これら125の宮社全てをふくめて「神宮」といいます。

江戸時代にはお伊勢参りが大流行し、その憧れと崇敬の心は今も受け継がれ、年間約800万人の方がお参りされます。

参拝順序

お参りの順序に特に決まりはありませんが、外宮から内宮の順にお参りするのが昔からのならわしです(お祭り順序の「外宮先祭」に倣います)。

時間に余裕のある方は、内宮・外宮の正宮に次いで格の高いお宮である「別宮」も参拝してはいかがでしょうか。

参拝はまず正宮にてお参りをし、その後に別宮を回るのが正式な順序とされます。

つまり、外宮の正宮→(外宮の別宮→)内宮の正宮→(内宮の別宮)という順番で回るのが正式ということになります。

参拝方法

外宮の参道は左側通行、内宮の参道は右側通行という決まりがあるので注意してください。

参拝するときは、二拝、二拍手、一拝が作法です。
※「拝」と「礼」の違い
「拝」は約90度の深いおじぎ(最拝礼)、「礼」は約30度~45度の浅いおじぎ(敬礼)。

正宮は日々の感謝を伝えるところであり、お願いごとのためのお賽銭などはNGとされています。
個人的なお願いごとがしたい場合は「第一の別宮」に行くのが作法です。外宮の第一の別宮は「多賀宮(たかのみや)」、内宮の第一の別宮は「荒祭宮(あらまつりのみや)」になります。どちらも正宮から程近い場所にあるので、ぜひ訪れてみてください。

おみくじはありません。

伊勢神宮には昔から「おみくじ」はありませんでした。おみくじは日ごろからお参りできる身近な神社で引くものでした。また、「一生に一度」とあこがれたお伊勢参りは、大吉でないわけがありません。そのため、おみくじも引く必要がなかったと考えられます。

伊勢神宮の場所(外宮「豊川町」と内宮「宇治館町」)

代表的な見どころを回るとなると移動時間も含め2時間はかかると思います(内宮で約60分、外宮で約30分、移動などで約30分)。
電車や徒歩でも構いませんが、外宮から内宮への移動はバスを利用するのが便利です。

※外宮と内宮の距離が離れていることもあってかどちらか一方だけを参拝する方もいらっしゃるようですが、これは「片参り」と呼ばれ、よくないこととする説もあります。

 

伊勢神宮(外宮)

最寄り駅「伊勢市駅(JR・近鉄)」

外宮までは南口を出て、徒歩500mになります。

伊勢市は観光都市でもあります。

伊勢市駅周辺マップ

途中の参道にはお店が軒を連ねています。

伊勢市観光案内所(外宮前そば)

外宮

域内案内図

火除橋(ひよけばし)

神域の入口には防火のためにつくられた堀川が流れ、火除橋がかけられています。

大鳥居

正宮に向かいます。

緑の木々に囲まれ、清らかな空気が漂います。神聖で厳かな雰囲気もあります。

まさにパワースポットです。

正宮

お時間があえば、別宮「多賀宮」もお参りするとよいでしょう。

外宮のモデルコース(公式サイト)

www.isejingu.or.jp

 

バス移動(外宮から内宮へ)

『外宮前バス停』

路線図を確認します。内宮までの片道運賃は大人440円です。

伊勢二見鳥羽周遊バス「CANばす」もあります。
伊勢~二見~鳥羽をぐるっと観光される方は要チェックです。
伊勢二見鳥羽周遊バスCANばす - 路線バス|三重交通ホームページ

 

☆ポイント☆
外宮前バス停から内宮前バス停までのバス移動時間は10分ほどです。4㎞ほど離れており徒歩だと50分~1時間かかるようなので、バス移動をおすすめします!
グループならタクシー移動も良いかもしれません。

 

『内宮前バス停』

 


内宮はもう目の前です。

 

伊勢神宮(内宮)

大鳥居

域内案内図

宇治橋(うじばし)

五十鈴川(いすずがわ)にかかる宇治橋は内宮の入口です。

日常の世界から神聖な世界を結ぶ架け橋といわれます。

参拝は早朝5時からできます。

正宮へ向かいます。

内宮の表参道も清らかな空気が漂います。

五十鈴川(いすずがわ)の御手洗場(みたらし)

石畳を敷き詰めた御手洗場、ここでは手水舎(てみずしゃ)と同じようにお清めができます。

途中、清らかで澄んだ流れの五十鈴川の水で手を清めます。

足を進めます。厳かな雰囲気に包まれます。お時間があえば、別宮「荒祭宮」もお参りするとよいでしょう。

樹木を見上げると自然の悠久さと2000年の歴史を感じます。

樹齢数百年ともいわれる巨木からは大きなパワーを感じます。パワースポットといわれるのがよく分かります。

ようやく正宮に着きました。写真撮影はここまでになります。

内宮のモデルコース(公式サイト)

www.isejingu.or.jp

 

■内宮・外宮 神域案内図(公式サイト)

https://www.isejingu.or.jp/download/pdf/map_naikugeku.pdf

 

参拝後は、おはらい町やおかげ横町でお食事やグルメ、お土産やお買い物を楽しめます。

「おはらい町」・「おかげ横丁」

内宮の宇治橋前から猿田彦神社方面へ真っすぐ続く通りが「おはらい町」です。おはらい町の中程に「おかげ横丁」という横丁が広がっています。おはらい町・おかげ横丁には人々の心をつかんで離さないお店がたくさんあります。

おはらい町

伊勢神宮・内宮の前で栄える「おはらい町」。

宇治橋から五十鈴川に沿って続くおよそ800mの美しい石畳の通りには、お伊勢さん特有の切妻・妻入り様式の町並みが軒を連ねます。

来訪者は年間約550万人、おはらい町には約100店舗が建ち並でいます。

裏手に入ると、五十鈴川が流れています。こちらも是非お立ち寄りください。

 

おかげ横丁

おはらい町の中程、赤福本店前あたりの横丁一画が「おかげ横丁」です。赤福が、おはらい町に伊勢路の伝統的な街並みを再現しようと開業したのが「おかげ横丁」です。

江戸期から明治期にかけての伊勢路の代表的な建築物が移築・再現されており、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのようです。

おかげ横丁は50余りの店が軒を連ねる一つの町となります。

 

ご当地グルメ

伊勢うどん

たまり醤油に鰹節やいりこ、昆布等の出汁を加えた、黒く濃厚なつゆ(タレ)を、太い麺にからめて食べます。直径1cm前後の太い麺は長時間かけて柔らかくゆで上げられているためコシはありません。また具やトッピングが少なく、薬味の刻みネギだけで食べるのが基本形です。

ふくすけ

おかげ横町内にある伊勢うどんの人気店「ふくすけ」さんです。

メニュー

看板商品なのでしょうか。

店内のようす

こちらに腰を掛けていただくことができます。

「月見伊勢うどん」(税込670円)

今回のチョイスです。卵の黄身がタレに良く合って美味しかったです。

 

伊勢名物 赤福

赤福本店

言わずと知れた伊勢名物の赤福餅を製造販売しています。いろいろな種類があります。

店内飲食もできるようです。

せっかくなので休憩も兼ねていただくことにしました。

「盆」(税込250円)赤福餅2個・お茶付き

あんが絶品です。お土産にももちろん購入しました。賞味期限が短い(2~3日)ので注意してください。

本店のほかに、各直営店舗で店内飲食ができるようです。
今度は「赤福ぜんざい」【冬期限定】(税込600円)を食べたいと思います。お店はなんと参拝開始時間と同じ早朝5時に開店するようです!

www.akafuku.co.jp