イントロダクション
この記事では奈良県奈良市(ならけん ならし)に旅行や出張の際、ぜひともハイキングしてほしい若草山(わかくさやま)のおすすめ登山コースをご紹介しています。
ご当地グルメや現地のお得情報も掲載していますのであわせてご覧してください。
※各施設・店舗の営業日・営業時間の最新状況を事前確認することをおすすめします。
若草山ハイキングコース
奈良公園を訪れて最初に目に飛び込んでくる景色、それが芝生に覆われた三つ重ねの山、それが「若草山(わかくさやま)」です。三つの笠を重ねたようなので「三笠山(みかさやま)」ともいいます。

若草山は奈良公園の東端に位置します。標高342メートル、面積33ヘクタールの芝生に覆われた山で、山頂には5世紀頃に築造されたといわれる史跡鶯塚古墳があります。

毎年1月第4土曜日の山焼き(若草山焼)で知られ、手軽に登山を楽しめる山としても人気です。春には桜、秋の紅葉、ススキと四季折々の自然を楽しむことができます。

今回ご紹介する登山コースは、「若草山登山道(有料・開山時期&開山時間あり)」を利用するコースになります。
※このほかに「春日奥山遊歩道(無料・年中開放)」や「奈良奥山ドライブウェイ(有料・営業時間あり)」を利用するコースもあります。
「若草山登山道」
最もポピュラーな登山コースになります。山麓ゲートから山頂までは徒歩約30分~40分で登頂できます。なお、山麓ゲートは2つあり、北ゲートと南ゲートのどちらのゲートからも入山できます。※2つのゲートは約300mほど離れています。また中央には出口専用ゲートがあります。

(画像:公式サイト)※開山時期&開山時間は要確認
山麓北ゲート

有料:大人150円、小人80円。

北登山道の入口です。

思いのほか傾斜がありますが、スニーカーはもちろん大丈夫として、カジュアルシューズを履いていても十分登れます。

比較的なだらかな登山道です。

若草山一重目(標高270m)
山麓ゲートから約20分で登頂です。この日は生憎の曇り空でしたが、東大寺、興福寺など、奈良の景観を眺めることができました。

少し登っただけでも視界が開けてきます。

芝生で覆われた綺麗な山です。管理がきちんとされています。

野生の鹿を間近に見ることができます。

さて、少し休憩して若草山二重目に向かいます。

若草山二重目(標高308m)
約6~7分で登頂です。

一重目より高い場所からの眺望が楽しめます。

ラストスパートです、三重目(山頂)を目指します。途中、山頂ゲートがあります。
山頂ゲート
ここでは山麓ゲートでもらった登山チケットを係員の方に提示すれば大丈夫です。

若草山三重目(山頂・標高342m)
二重目から約7~8分ほどで登頂です。山麓ゲートからは休憩を挟んで小一時間といったところでしょうか。眼下には奈良市街、平城宮跡や奈良盆地一帯を見渡すことができます。

標高342mの記

ちなみに「若草山から望む、奈良市の夜景」は「新日本三大夜景」に選定されています。

(画像:公式サイト)
史跡 鶯塚古墳(うぐいすづかこふん)
昭和11年に国史跡に指定された山頂にある前方後円墳です。古墳時代中期(5世紀初頭頃)に築造されたといわれています。

下山道は同じ北登山道を戻ってもよいのですが、せっかくなので南登山道で帰ることにしました。

南登山道を下ります。北登山道より足元は整備されていて、歩行しやすいです。ただし景色はあまりよくありません。

山麓南ゲート
こちらからももちろん入山可能です。

中央付近にある出口専用ゲートから出ます。下山時間は25分もかからなかったと思います。

この登山コースは、奈良公園を訪問したついでに挑戦でき、1時間30分もあれば登下山できるので大変おすすめです!
山頂からは奈良市街を見晴らすことができ、奈良の鹿たちと触れ合えるので奈良観光の忘れられない良い思い出になると思います。
ご当地グルメ・お土産
柿の葉寿司(かきのはずし)
柿の葉でネタを包んだすし飯(シャリ)のお寿司です。柿の葉は取り除いて食べます。

「たい、さば、えび、さけ、穴子」がネタの柿の葉寿司が販売されています。

お持ち帰りもできます。お昼用に購入して、奈良公園でいただきました。とても食べやすく美味しかったです!

ちなみに、店内飲食も可能です。店舗限定メニューもあるようです。

店内のようす、奥まったところに茶屋(食事処)があります。

奈良名物「葛もち」
吉野本葛 天極堂(てんぎょくどう)は、1870年創業の奈良の葛専門店です。

※写真は奈良本店
吉野本葛(よしのほんくず)とは、葛根からつくれたデンプンを100%使った混ざりけのない葛粉(くずこ)のことで、添加物や化学薬品などはいっさい使用していないので安心安全です。

葛もち2個入、JR・近鉄「奈良駅」でも販売されています。奈良土産におひとついかがでしょうか。

食べる30分前に冷蔵庫へ入れて冷やし、きな粉と黒蜜をたっぷりかけていただきました。一口サイズでお茶うけにピッタリです!
