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ホテル系Jリート6銘柄リスト(国内ホテル業界)

 

イントロダクション

日本の東京証券取引所に上場しているホテル系 Jリートをまとめました。

①ジャパン・ホテル・リート(証券コード:8985)、②星野リゾート・リート(3287)、③いちごホテルリート(3463)、④森トラスト・ホテルリート(3478)、⑤インヴィンシブル(8963)、⑥大江戸温泉リート(3472)の計6銘柄 【2021年8月時点】

ホテル系リートの中には株主(投資主)優待制度を実施しているものがあり、お得に宿泊できたり、館内レストランなど利用できる場合がありますので、そちらもぜひチェックしてみてください。

ホテル選び(国内数:約11,000軒、約100万客室、@90室)の参考になればと思います。

*本記事で掲載するホテル系リートは、主にホテル資産に投資しているJ-REIT銘柄を対象にしています。あわせて運用成績(≒ホテル稼働率)の鏡である株価(投資口価格)と配当(分配金)も参考情報として掲載しています。

 

① ジャパン・ホテル・リート(JHR)投資法人(8985)

特色

設立は2005年11月10日。シンガポール系ファンド会社SC CAPITAL PARTNERSをメイン・スポンサーとするホテル特化型J-REIT。ホテル特化型としては最古参の銘柄。国内客に加え訪日客の需要も重視。「ヒルトン東京お台場」など保有。格付会社JCRから「A+」、同R&Iから「A」という格付けをそれぞれ取得している。決算期12月

組入ホテル数・資産規模

42物件、3,700億円(取得価格合計)

ポートフォリオ一覧

ポートフォリオ一覧|ポートフォリオ|ジャパン・ホテル・リート投資法人

月次開示(客室稼働率、ADR、RevPER、売上高)情報

プレスリリース|IR情報|ジャパン・ホテル・リート投資法人

株価(投資口価格)情報

ジャパン・ホテル・リート投資法人【8985】:REIT - Yahoo!ファイナンス

(上場年月日:2006年6月14日)

配当(分配金)情報

予想分配金270円(2021年12月期/通年)

過去実績:分配金|IR情報|ジャパン・ホテル・リート投資法人

株主(投資主)優待情報

投資主優待制度|ジャパン・ホテル・リート投資法人

 

② 星野リゾート・リート投資法人(3287)

特色

設立は2013年3月6日。星野リゾートをスポンサーとするホテル特化型J-REIT。同社が展開する「星のや」「リゾナーレ」のほか、他社のホテル、旅館にも投資方針。35%を下回るLTV等堅実な財務戦略を採っており、JCRからは「A-」という格付を取得している。決算期4月、10月

組入ホテル数・資産規模

63物件、1,656億円(取得価格合計)

ポートフォリオ一覧

ポートフォリオ一覧 | ポートフォリオ | 星野リゾート・リート投資法人

月次開示(客室稼働率、ADR、RevPER、売上高)情報

IRライブラリー | IR情報 | 星野リゾート・リート投資法人

株価(投資口価格)情報

星野リゾート・リート投資法人【3287】:REIT - Yahoo!ファイナンス

(上場年月日:2013年7月12日)

配当(分配金)情報

予想分配金6,344円(2011年10月期/半年)

過去実績:分配金情報 | IR情報 | 星野リゾート・リート投資法人

株主(投資主)優待情報

なし

 

③ いちごホテルリート投資法人(3463)

特色

設立は2015年7月22日。いちご株式会社をスポンサーとするホテル特化型J-REIT。ポートフォリオは規模こそ約520億円とやや小振りだが、北陸・東海、大阪、京都、東京等とバランスよく地域分散が効いた構成となっている。駅前や空港近く、観光地といった立地を重視。宿泊を主体にしたホテルを軸に投資。決算期1月、7月

組入ホテル数・資産規模

23物件、519億円(取得価格合計)

ポートフォリオ一覧

不動産ポートフォリオ | いちごホテルリート投資法人

月次開示(客室稼働率、ADR、RevPER、売上高)情報

IR情報 | いちごホテルリート投資法人

株価(投資口価格)情報

いちごホテルリート投資法人【3463】:REIT - Yahoo!ファイナンス

(上場年月日:2015年11月30日)

配当(分配金)情報

予想分配金719円(2022年1月期/半年)

過去実績:分配金 | IR情報 | いちごホテルリート投資法人

株主(投資主)優待情報

投資主優待 | IR情報 | いちごホテルリート投資法人

 

④ 森トラスト・ホテルリート投資法人(3478)

特色

設立は2016年1月15日。森トラスト及び森トラスト・ホテル&リゾーツをスポンサーとするホテル特化型J-REIT。東京・大阪で一等地のホテルや小田原のリゾートホテルに投資。「シャングリ・ラ ホテル東京」など保有。資産規模は約1085億円だが物件数は5件とJ-REIT最少。今後の物件取得に注目が集まる。決算期2月、8月

組入ホテル数・資産規模

5物件、1,085億円(取得価格合計)

ポートフォリオ一覧

ポートフォリオ一覧|ポートフォリオ|森トラスト・ホテルリート投資法人

月次開示(客室稼働率、ADR、RevPER、売上高)情報

運営実績|ポートフォリオ|森トラスト・ホテルリート投資法人

株価(投資口価格)情報

森トラスト・ホテルリート投資法人【3478】:REIT - Yahoo!ファイナンス

(上場年月日:2017年2月7日)

配当(分配金)情報

予想分配金1,874円(2021年8月期/半年)

過去実績:分配金情報|IR情報|森トラスト・ホテルリート投資法人

株主(投資主)優待情報

なし

 

⑤ インヴィンシブル(INV)投資法人(8963)

特色

設立は2002年1月18日。外資系運用会社フォートレス・インベストメント・グループ(FIG)をメイン・スポンサー、情報大手ソフトバンクをサブ・スポンサーとするJ-REIT(なおFIGはソフトバンクの傘下企業)。ホテルや住居を核に、オフィスや商業施設にも投資。首都圏や主要都市のほか、海外にも。主要投資対象はホテルでポートフォリオの約6割を占める。JCRから「A」という格付を取得している。決算期6月、12月

組入ホテル数・資産規模

86物件、4,506億円(取得価格合計)

ポートフォリオ一覧

ポートフォリオ一覧 | ポートフォリオ | インヴィンシブル投資法人

月次開示(客室稼働率、ADR、RevPER、売上高)情報

ホテル運用実績 | ポートフォリオ | インヴィンシブル投資法人

株価(投資口価格)情報

インヴィンシブル投資法人【8963】:REIT - Yahoo!ファイナンス

(上場年月日:2004年5月17日)

配当(分配金)情報

予想分配金15円(2021年6月期/半年)

過去実績:分配金 | IR情報 | インヴィンシブル投資法人

株主(投資主)優待情報

投資主優待制度 | IR情報 | インヴィンシブル投資法人

 

⑥ 大江戸温泉リート投資法人(3472)

特色

大江戸温泉物語グループをスポンサーとするJ-REIT。全国各地の温泉・温浴施設に特化して投資。旗艦物件は四国香川県にある大江戸温泉物語 レオマリゾート。また資産規模について2021年11月期で1,000億円という成長目標を掲げている。決算期5月、11月

組入ホテル数、資産規模

14物件、360億円(取得価格合計)

ポートフォリオ一覧

ポートフォリオ一覧|ポートフォリオ|大江戸温泉リート投資法人

月次開示(客室稼働率、ADR、RevPER、売上高)情報

運営実績|ポートフォリオ|大江戸温泉リート投資法人

株価(投資口価格)情報

大江戸温泉リート投資法人【3472】:REIT - Yahoo!ファイナンス

(上場年月日:2016年8月31日)

配当(分配金)情報

予想分配金1,810円(2021年11月期/半年)

過去実績:分配金情報|IR情報|大江戸温泉リート投資法人

株主(投資主)優待情報

なし(廃止)

 

参考:ホテル運営データの読み取り方

ホテルリートの開示資料で必ず目にする重要な指標データの意味と実際の読み取り方をご説明します。

重要指標データ

販売可能客室数:客室総数から改装・修繕などで販売に回せない客室数を控除した客室数

販売客室数:販売可能客室数から売れ残った(埋まらなかった)客室数を控除した客室数

客室稼働率OCC(Occupancy Ratio):販売客室数を販売可能客室数で除した数値

平均客室単価ADR(エー・ディー・アール、Avrrage Daily Rate):客室総売上高を販売客室数で除した値、1室あたりの実際販売単価を示す。

RevPAR(レヴパー、Revenue Par Available Room):客室総売上高を販売可能客室数で除した値、1室あたりの真の実力(販売力)を示す。客室稼働率OCC×平均客室単価ADRでも求められる。

客室総売上高:ホテルの客室収益額で、RevPAR×販売可能客室数で求められる。

例示・見方

ケース①

販売可能客室数:100室

客室稼働率OCC:75%

平均客室単価ADR:7,500円

RevPAR:5,625円

客室総売上高:562,500円

ケース②

販売可能客室数:100室

客室稼働率OCC:50%

平均客室単価ADR:10,000円

RevPAR:5,000円

客室総売上高:500,000円

ケース③

販売可能客室数:100室

客室稼働率OCC:100%

平均客室単価ADR:4,500円

RevPAR:4,500円

客室総売上高:450,000円

見方

・客室稼働率OCCは、ケース③>①>②の順に高い。

・平均客室単価ADRは、ケース②>①>③の順に高い。

・客室総売上高は、ケース①>②>③の順に高い(=RevPAR)。

これは、稼働率や販売単価のみを重視するのではなく、稼働率と販売単価が中位であっても、その掛け算のRevPARが高位であれば売上最大化につながることを示しています。

今日のホテル収益管理で導入されているRevPARを重視する(稼働率と販売単価をトータルでバランス調整する)手法を「レベニューマネージメント」といいます。

 

まとめ

各ホテルリートとも資産規模拡大のためスポンサーからの物件取得を果敢に進めています。

ただコロナ禍にある現在、組み入れホテルの稼働率は大幅に低下しており、多くのホテルリートが業績面で甚大な影響を受けています。分配金も大幅に減少するなど、インカムゲイン目的の対象としては投資妙味の乏しい状況がしばらく続くものと思われます。

それでも、アフターコロナを見据えて、新しい行動様式(ニューノーマル)にも対応したスマートホテル*を生み出すなどデジタルDX時代ならでは前向きな取り組みも見られます。ホテル不動産がオペレーショナルアセット(運営に精通したオペレーターの能力次第で収益が変動する資産のこと)であることが再認識されており、今後のホテル業界の構造変容が注目されます。
*スマートホテルとは、ホテルシステムやフロント、客室などにAIやロボット、IoT(Internet of Thingsの略)の設備を導入し、業務の効率と顧客体験を高めたホテルのことを指します。