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初参拝『善光寺』(長野県長野市)

 

イントロダクション

長野県長野市(ながのし)を訪れたらぜひ立ち寄りたい仏教寺院「善光寺」を初参拝しましたので、その様子をご紹介します。

 

仏教寺院「善光寺」

江戸時代から人々の間で「遠くとも一度は詣れ(まいれ)善光寺」と語り継がれ、一生に1度お参りするだけで極楽往生が叶うといわれている有名なお寺です。

全国から参拝者が訪れる「善光寺」

善光寺(ぜんこうじ)のご本尊は日本最古の仏像と言われており、説話や史書に仏教の日本伝来の証を物語っています。 堂宇についてみますと、善光寺の創建は、白鳳時代の645年と伝えられ、わが国で最も古い時代に建てられた日本最大級の木造建築物で、その独特な優美さから国宝に指定されています。

JR「長野駅」(玄関口)

鉄道の玄関口でJR線の最寄り駅

北陸新幹線を利用すれば、東京駅からは約1時間30分で到着します。

JR長野駅舎

立派な駅舎です。

善光寺口から向かいます。

案内図で道のりを確認します。比較的分かりやすい道順です。

善光寺まで2㎞ほど、徒歩だと約30分です。

もちろんバスでも行けます。

道順(徒歩)

今日は徒歩で行くことにします。

駅前の大型ビル(ドン・キホーテが入居)の脇道を通ります。

駅前の長野大通りを横断します。

参道が整備されていますので、長野市街の様子を楽しみながら目指せます。

100mほど歩くと右折の標識があります。「末広町」の交差点を右折してそのまま1.8㎞進めばよいようです。なお、駅前からの道筋は他にも複数あります。

雰囲気のある街灯です。

善光寺表参道のようす

途中、権堂(ごんどう)のアーケード商店街があります。

長野有数の商店街・繁華街です。どことなく昭和レトロな雰囲気が漂います。

近くに美味しそうなパン屋さんを発見!いつも行列ができていました。

気になって帰りがけに「フレンチ アップルパイ」をゲット。信州といえば「りんご」(国内生産量は青森についで第2位)、とても美味しかったです!

「ながの表参道セントラルスクエア」そばには「長野オリンピックメモリアルパーク」があります。表彰式会場だった場所です。

長野オリンピックは1998年2月(冬季)に開催されました。

長野オリンピックミニ聖火台のモニュメントもあります。

日本では、東京(1964年夏季)、札幌(1972年冬季)、長野(1972年冬季)、東京(2020年夏季)の4回開催されています。

表彰台ごっこもできます。記念写真の撮影ポイントとして人気があるようです。

しばらく道なりに歩きます。

ようやく境内入口にあたる善光寺参道に入ります。

仁王門が現れました。ちなみに、本堂へ行くまでに2つの門をくぐります。

仁王門【重要文化財】

阿形(あぎょう)像、吽形(うんぎょう)像の仁王像は迫力があります。

高さ約14m、間口約13m、奥行約7mのケヤキ造りで、門の上部には善光寺の山号である「定額山(じょうがくざん)」の額が掲げられています。

この仁王門をくぐると一際賑やかになります。

信州善光寺仲見世通り

仲見世通りに入ります。たくさんのお店が並んでいます。

長野名物「おやき」も販売しています。

食べ歩きに「野沢菜(のざわな)入りのおやき」をゲットです。その場であたためてくれますので「ほかほか」です。

「丸八たきや」の手作りおやきは人気があるようです。おすすめです!

公式サイト

nakamise.org

先に見えるのが「山門」です。境内入口から山門までの約400mの参道に敷石(7,777枚)が敷き詰められた石だたみを歩きます。

右手の方に「六地蔵」様が鎮座しています。

地獄・餓鬼・畜生・修羅・人・天の6つの世界で衆生を救ってくれる菩薩様です。

山門【重要文化財】

山門(三門)で最も有名なのは、山門の上部に掲げられている 「善光寺」と書かれた「鳩字の額」 です。

この額は輪王寺宮(りんのうじのみや)親王に書かれたもので、大きさは約3畳分の大きな額です。 3文字の中に鳩が5羽隠されています。また「善」の文字が牛の顔になっています。

上層部は拝観可能(有料)となっており、回廊からは長野市を一望でき、本堂を上方から見ることができます。

山門をくぐるとようやく「本堂」に到着です。

本堂【国宝】

建物の高さは約30m、間口は約24m、奥行き約54mと国宝級の建造物の中では東大寺大仏殿、三十三間堂に次ぐ3番目の大きさです。

本堂内部は 外陣(げじん)、内陣(ないじん)、内々陣(ないないじん) に分けられていて、 最奥の瑠璃壇(るりだん)に御本尊である「一光三尊(いっこうさんぞん)阿弥陀如来」をお祀りしています 。

本堂内部は撮影厳禁です。本堂外陣は参拝料金はかかりませんが、内陣参拝・資料館・お戒壇巡りをする場合は一般600円の拝観料が必要となります。

なお、善光寺では所定の参拝券が必要なところが数か所あります。

善光寺御開帳(ごかいちょう)

善光寺の御本尊「一光三尊(いっこうさんぞん)阿弥陀如来(あみだにょらい)」は絶対秘仏であり、直接拝むことができません。鎌倉時代にご本尊の御身代わりとして御本尊と同じ姿をした「前立本尊」が造られました。普段は宝庫に安置されているのですが、 7年に一度だけ特別に前立本尊のお姿を拝むことができます。それが「御開帳」です。

前立本尊中央の阿弥陀如来の右手に結ばれた金糸は五色の糸に変わり、白い「善の綱」として、本堂前に建てられた回向柱に結ばれます。その回向柱に触れることは前立本尊(まえだちほんぞん)とつながることとなり、功徳が得られる といわれています。

回向柱は、数え年で七年に1度行われる御開帳の際に建てられる柱です。

最近では2022年に御開帳が行われていて、4月から6月までの3か月間の間におよそ636万人の参拝者が訪れています。次回は2027年か2028年が予想されます。

(画像:公式サイト)

歴代回向柱納所

御開帳後、回向柱は歴代回向柱納所(れきだいえこうばしらおさめじょ)に移され土に還っていきます。

手前が新しいもので、奥にいくほど古くなります。

最奥の一番古いものは風雪で朽ち果てています。自然に土に還ります。

アクセス

 

長野県のお土産

信州そば

昼夜の寒暖差が大きい長野県は、そばの栽培に適しており、良質の蕎麦が取れて信州そばが有名になりました。

 

七味唐辛子(善光寺名物)

長野・善光寺名物の「八幡屋礒五郎」(やわたやいそごろう)は、江戸時代の元文元年(1736年)より約280年以上続く老舗の七味唐辛子専門店です。
東京・浅草寺の「やげん堀・中島商店」、京都・清水寺の「七味屋本舗」と共に、日本三大七味唐辛子と称されています。
※七味唐辛子(しちみとうがらし)は、唐辛子を主とした七種類の薬味や香辛料を調合した日本の調味料です。

(画像:公式サイト)