イントロダクション
この記事では佐賀県佐賀市(さがけん さがし)に旅行や出張の際、ぜひとも散歩してほしいおすすめ散策コース(JR佐賀駅~佐賀バルーンミュージアム~佐賀県庁・佐賀城跡)をご紹介しています。
■ 佐賀市は「熱気球の街」として知られます。毎年秋には「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」が嘉瀬川(かせがわ)河川敷を中心に開催されます。県都 人口約23万人
執筆者の独断と偏見でおすすめする厳選コースになります!
ご当地グルメや現地のお得情報も掲載していますのであわせてご覧ください。
※各施設・店舗の営業日・営業時間の最新状況を事前確認することをおすすめします。
散歩コース(JR佐賀駅~佐賀バルーンミュージアム~佐賀県庁・佐賀城跡)
所要時間<青点線ルート>:徒歩約40分(約2.7㎞)※施設見学時間は含まれていません
JR佐賀駅
JR九州の駅、佐賀観光の鉄道の玄関口です。
佐賀城口(南口)には駅前ひろばがあり、ゆったりとした空間が広がります。
駅前のイベント会場としても利用されています。
駅直結のショッピングエリア「えきマチ1丁目佐賀」は買い物や食事に大変便利です。
2023年4月、駅高架下には商業施設「サガハツ」(特に飲食店エリアが充実)がオープンしました。
「サガハツ」の入口
駅周辺には「佐賀バスセンター」や「ショッピングモール COMBOX」もあり、多くの人々が行き交います。
COMBOX(コムボックス)1Fには「SAGAMADO」(観光案内・県産品販売所)が入居しています。
さて、佐賀駅南口~県庁前までの大通り「中央大通り」を南方向へ散歩をはじめます。
「中央大通り」のようす
街中のようす
「佐賀玉屋」
県内唯一の百貨店(デパート)です。
道なりに歩みを進めます。
佐賀バルーンミュージアム
天気に関係なく「いつでも」バルーンを体感できる日本初のミュージアムです。
せっかくなので入館してみます。
チケット販売
入場口のようす
シアタールーム
シアタールームでは6分程度の短時間映像が複数回、好きなだけ楽しめます。
映像を楽しんだ後は、2Fの展示スペースを見て回ります。
色とりどりのカラフルなバルーンがお出迎えです。
バルーンフライトシミュレーター
バルーンの操作を体験できます。事前に操作方法を調べておくと上手く操縦できます。
「①垂直移動(バーナーで上昇・下降調整)」「②水平移動(風乗り)」の2つの動作しかないので操縦自体はとてもシンプルです。
(画像:公式サイト)
ちなみに、2024年の「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」は10月31日~11月4日まで開催されます。毎年100機を超えるバルーンが国内外から集まり、佐賀の空を彩ります。
熱気球の競技は、一般的な乗り物のレースのように速さを競い合うのではなく、その多くは操縦技術の正確さを競い合います。 「ターゲット」と呼ばれる目的地へ向かって数km先からバルーンで飛んできて、「マーカー」と呼ばれる砂袋を投下してターゲットの中心から砂袋までの距離を競います。目的地と砂袋の距離が近い方が高得点となります。
開催期間中は佐賀市街地エリアもイベントで賑わいます。
佐賀県庁「展望ホール(SAGA360)」
「展望ホール(SAGA360)」は佐賀県庁・新館 最上階(9F)にある県内有数のビュースポットです。
もちろん入場料、駐車料は無料です。展望ホールにはレストランもあり、佐賀県産の食材を使用した料理を景色を見ながら楽しめます。
新館 1階東側の専用エレベーターから直通でいくことができます。
高さ約50mの最上階は「SAGA360 (さがさんろくまる)」という愛称で呼ばれる回廊式の展望ホールとなっています。
360度の眺望が開け、昼間は有明海や雲仙普賢岳を望むことができ、夜間は佐賀市内の美しい夜景を楽しめます。※夜10時まで営業
「県庁CLASS」(旧館2階)
「県庁の中に教室をつくろう」をコンセプトに生まれたのが「県庁CLASS」です。お時間があれば見学ついでに寄ってみてはいかがでしょうか。
かつて知事室、来賓室等として利用していたスペースを「県庁CLASS」として自由に見学できる施設として一般公開しています。
知事の座っていた椅子にも実際に座れます。
佐賀城跡
佐賀市のシンボルともいえる鍋島36万石の居城の跡。今では、本丸の門である鯱(しゃち)の門と続櫓(つづきやぐら)と石垣を残すのみとなっています。鯱の門壁は白壁で、棟の両端には名前の由来である青銅製の鯱が置かれています。
鯱の門や続櫓は国の重要文化財に指定されています。
現在、城跡をとりまくお濠一帯は県立「佐賀城公園」となっています。
佐賀城本丸御殿の一部を復元した「佐賀城本丸歴史館」が園内に建てられています。日本で初めて本丸御殿を復元しており、2,500平方メートルの規模を誇ります。入館無料。
■寄り道スポット
佐賀城周辺にはまだまだ訪れたいスポットがあります。ここでは代表的なスポットを紹介しています。
大隈重信記念館
早稲田大学の創設者・初代総長であり、佐賀七賢人である大隈重信侯の誕生125年を記念して開館した記念館です。
入館案内
バルーン通り・白山(しらやま)いきいき名店街
佐賀の繁華街唯一のアーケード商店街通り
周辺には飲み屋街があります。
佐賀といえばバルーンの街。「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」(アジア最大級の熱気球競技大会)は有名です。
昔は佐賀の中心地として栄えていたこのアーケードも今は寂れた様子が漂います。
佐賀市歴史民俗館
佐賀市歴史民俗館とは、佐賀市に残る歴史的価値の高い7つの建物群(旧古賀銀行、旧古賀家、旧牛島家、旧三省銀行、旧福田家、旧森永家、旧久富家)の総称です。
それぞれの建物は佐賀市重要文化財や佐賀県遺産に指定されています。
旧長崎街道に面した柳町界隈にあります。レトロな雰囲気に包まれています。
佐賀おみやげ
九州銘菓「さが錦」(村岡屋)
2008年~2011年のモンドセレクションにて4年連続「最高金賞」を受賞しました。
「さが錦」は小麦粉、山芋、卵、砂糖、小豆餡を原料にした浮島生地の上下を、チョコレートをつなぎにバームクーヘンでサンドし、伝統織物「佐賀錦」を表現した創作菓子です。
九州佐賀銘菓「丸芳露」(北島)
佐賀を代表する銘菓「丸ぼうろ」はいろんなお店で販売されています。
丸い形をした素朴な焼菓子です。
北島のマルボーロは、小麦粉・砂糖・鶏卵の厳選された三つの材料を基本にその微妙な配合によって、柔らかでさっくりとした口溶けの良いおいしさを特徴としています。
ほかにも鶴屋菓子舗、村岡屋、村岡屋総本舗、風月堂などで販売されています。食べ比べてみるのも楽しいと思います。
参考:吉野ヶ里歴史公園
2001年4月にオープンした吉野ヶ里(よしのがり)歴史公園は、弥生時代の建物(98棟)が復元され、往時の暮らしの風景が再現されています。
巨大環壕集落「吉野ヶ里遺跡(よしのがりいせき)」の見学が人気で、弥生時代の生活や文化を体験できます。広大な園内は4つのゾーンに分かれ、遊具エリアや野外炊事コーナー、レストランなどもあり、多目的で利用できます。
園内の敷地は、「入口ゾーン」「古代の森ゾーン」「環壕集落ゾーン」「古代の原ゾーン」と4つのゾーンに区分けされています。
「環壕集落ゾーン」では物見やぐら、竪穴住居、高床倉庫等が復元され、弥生時代の雰囲気を十二分に体験できる空間となっています。
見どころはこのゾーンで、見学には約1時間30分~2時間かかります。
弥生時代(約2,000年前)の食事
動植物が主食だった縄文時代から変化し、米を中心に粟、ヒエ、麦などの穀物が主食となりました。米と魚、野菜などを主に使う「和食」の基本が出来上がりました。
最寄駅「吉野ヶ里公園駅」
JR九州・長崎本線の駅。佐賀駅から電車で約12分、鳥栖駅からは約15分
案内板に従って歩けば迷うことはありません。駅から徒歩約10分で到着します。