イントロダクション
山口県観光の目玉の一つにSLやまぐち号の見学や乗車があります。
この記事ではSLやまぐち号を見学したときの様子をご紹介します。
SLやまぐち号とは
昭和40年代国鉄の近代化・合理化により、全国の蒸気機関車が廃止される中、1973年には山口線からもSLの姿が消えてしまいました。
その後、多くのSLファンや地元市町村のSL復活の声を受け、1979年8月に復活することになりました。
そして2017年9月には、待望された新型の35系客車がデビューしています。
外観と内装は限りなく旧型の客車を再現していますが、内観は座席へのコンセントやバリアフリー式のトイレなど最新の設備となっています。
「マイテ49形」を復刻したグリーン車は、昔なら上流階級の人しか乗れなかったであろう一等車の内装を再現。ほかにも編成の両端に展望車があるなど、何度でも乗って楽しみたい列車です。
※通年運行ではないので運転日にご注意ください。
運行案内
運転経路、運行期間
「新山口」を出発し、白狐がみつけたといわれる美肌の湯「湯田温泉」、大内文化の香り漂う「山口」、四季折々の情緒を楽しめる「長門峡」、山陰の小京都「津和野」までの約63㎞を約2時間かけて走ります。※「地福」では約13分停車。
時刻表、運賃・料金
上段は大人、下段( )はこどもの運賃・料金合計です。
■新山口発~津和野着(下り1本のみ):10:50発~12:58着
※地福駅では13分停車、記念写真等が行えます。
■津和野発~新山口着(上り1本のみ):15:45発~17:30着
新山口駅(SLやまぐち号の発着駅)
県内主要乗降駅である新山口駅が拠点になります。
南口(新幹線側)
インフォメーション
駅構内
この時期は、夜になるとライトアップされて幻想的な雰囲気に包まれます。
「ゆめはく」のシンボルモニュメントの一つです。
夜に出歩くのも面白い体験です。
北口(在来線側)
バスターミナルも北口側です。
随分とモダンに整備されました。
広域イベントの「山口ゆめ回廊博覧会*(ゆめはく)」をしているようです。
*山口ゆめ回廊博覧会とは、山口県央連携都市圏域を構成する7つの市町(山口市、宇部市、萩市、防府市、美祢市、山陽小野田市、島根県津和野町)でおこなわれる多様なイベントの集合体です。
シンボルモニュメント「ゆめの宝船:林隆雄」
KDDI維新ホール
北口出てすぐの場所にKDDI維新ホール(山口市産業交流拠点施設)が2021年7月にグランドオープンしています。
コンサートホールとしても利用されています。
駐車場(有料)が第1~3まで整備されています。100円/1時間、全518台収容。
施設内には、産業交流スペース「Megriba(メグリバ)」があり、会員制(有料)コワーキングスペースなどを提供しています。
産業交流スペース Megriba(メグリバ) | 出会う つながる 生まれる 広がる 産業交流の場
ほかにも、スポーツクラブや会議室、スタジオなどの施設も整備されています。
なお、ホール内にあるカフェや売店は自由に一般利用できます。
■Megriba Cafe
メニュー
ショーケース
■売店(チャレンジショップ)
スーパーフード「モリンガ」を販売していました。
時間があれば立ち寄ってみるのも面白いかもしれません。
■施設案内図
SLやまぐち号の見学
SL「やまぐち」号は在来線口(北側)に近い旧0(ゼロ)番線ホームから出発します。
外から見学(無料)
外側ホームから遠目に眺めることはできます。
出発30分前に入線してきました。
たくさんの見学者?です。
せっかくなので、入場券(大人150円、こども70円)を買って間近で見学することにしました。
※発券から2時間内有効ですが、旅客車内に立ち入ることは出来ません。
入場見学
蒸気機関車
動力車は、「貴婦人」の愛称で親しまれる「C571号機(C57形1号機)」です。
展望デッキには鉄道マニアと思われる乗客がいます。このデッキから外の風景を楽しめます。
客車
SLに乗るためには乗車券はもちろん、「指定席券(またはグリーン席券)」も必要です。
いよいよ発車します!
いってらっしゃい! よい列車の旅を!!
モニュメント
新山口駅は、2003年までは「小郡駅(おごおりえき)」と称していました。昔なつかしいですね。
蒸気機関車動輪
売店(臨時)
SL弁当も販売しています。
SLやまぐち弁当
■2021年最新情報
◇実食
◇SL弁当リンク
https://wedge.ismedia.jp/articles/-/2142?page=2
ほかにもSL関連の記念品がたくさん販売されています!
今回は時間の関係から乗車できませんでしたが、いつかSL列車の旅を楽しみたいと思います。
https://www.c571.jp/index.html
主要停車駅
湯田温泉駅
■観光記
山口駅
■観光記
い
津和野駅
島根県の津和野町は「山陰の小京都」とも呼ばれ、鎌倉時代から約700年続く城下町として知られています。
津和野「町並み」
殿町通り
掘割では大きな鯉がたくさん泳いでいます。
津和野「郷土料理」
■うずめ飯
「沙羅の木」さんでいただきました。
日本五大名飯の一つとされています。
雑炊風です。
底に埋まっている山菜や豆腐などをよくかき混ぜていただきます。
お出汁もちょうどよい濃さで、おかずによく合いました。
■まめ茶
一緒に出てきた津和野のお茶です。まめ茶(カワラケツメイ)は古来より、津和野(島根県鹿足郡津和野町)の人々に愛飲されてきました。
その名前の由来は、まめ科の植物であるということと、津和野の方言で「まめになる」=「健康になる」つまり元気になるお茶という意味からきています。
■津和野銘菓「源氏巻」
山陰地方は老舗の和菓子店が多く伝統と歴史、職人技を感じます。
新山口駅周辺のホテル(おすすめ)
ブログ執筆者が実際に宿泊しておすすめできるホテルを2軒ご紹介しています。
ともに新山口駅から徒歩1~2分程度と交通至便な場所にあります。
コンフォートホテル新山口
■宿泊記
ホテルアルファーワン(αー1)小郡
■宿泊記