イントロダクション
群馬県富岡市(とみおかし)を訪れたらぜひ立ち寄りたい世界遺産「富岡製糸場」を訪問しましたので、その様子をご紹介します。
世界遺産「富岡製糸場」
日本初の本格的な機械製糸工場
富岡製糸場は、明治5年(1872年)に明治政府が日本の近代化のために設立した官営の模範器械製糸場です。
明治維新後、政府は日本を外国と対等な立場にするため、産業や科学技術の近代化を進めました。そのための資金を集める方法として力を入れたのが、生糸の輸出でした。
政府は生糸の品質改善・生産向上と、技術指導者を育成するため、洋式の繰糸器械を備えた官営の模範工場をつくることを決めました。
こうして富岡製糸場が建設され、現在までほぼ変わらぬ姿で残されているのは大変な驚きです。
最寄駅:上信電鉄「上州富岡駅」
観光の場合、富岡製糸場へは高崎駅から電車でアクセスすることが多いと思います。
JR線「高崎駅」から乗り換えする際は、駅のりばに注意してください。少し分かりづらい場所にあります。
下仁田方面となります。
始発駅の高崎からは約40分で到着します。
上州富岡(じょうしゅうとみおか)駅舎
お富ちゃん(おとみちゃん)がお出迎えしてくれます。お富ちゃんは、富岡市のイメージキャラクターで、富岡製糸場創業140年に誕生した女の子です。
すぐそばには観光案内所もあります。
富岡製糸場へは徒歩15分ほどでしょうか。
途中、商店街を通ります。
見学前に少し腹ごしらえしましょう。
群馬名物「焼きまんじゅう」をいただきます。
焼きたてでとても美味しかったです。おすすめです!
見学:富岡製糸場
入場口
営業時間は午前9時~午後5時(最終入場 30分前)です。
見学料
券売所では「PayPay」や「楽天ペイ」、クレジットカードやICカード決済サービスが利用できます。
工場内の案内
順路に沿って見学します。全部を見終わるのに2時間ほど必要でした。
東置繭所
木骨煉瓦造(もっこつれんがぞう)が特徴的です。
明治5年の創業です。真ん中のキーストーン(要石)に『明治5年』と彫られています。
内部では分かりやすい展示がされています。ミニシアターの上映もあり楽しく見学できます。
売店もあります。
記念品も販売しています。
TVなどでお馴染みの光景、繰糸所の内部
自動繰糸機(じどうそうしき)の稼働により、質の高い生糸の大量生産が可能となりました。
フランス式繰糸器(復元機)実演ショーも行っています。※実演時間要確認
工場内では来場記念の写真撮影もできます。
ユネスコの認定記念碑もあります。
2014年に世界遺産登録『富岡製糸場と絹産業遺産群』
ちなみに、日本の世界文化遺産は2024年3月時点で20物件あります。
撮影条件が厳しいので、この記事では差し障りのない範囲でしかご紹介できませんでした。
是非ご自身の目と足で見学されることをおすすめします。
アクセス
公式サイト
群馬県のご当地グルメ
駅弁:峠の釜めし
発売開始から60年以上経つ、群馬県安中市横川(あんなかしよこがわ)の地にゆかりある荻野屋さんを代表するに名物駅弁です。
↘はエコ容器(パルプモールド容器)のもの。※陶器(益子焼・ましこやきの土釜・どがま)のものもあります。エコ容器のものは陶器の弁当より100円ほどお安いようです。
香の物(別プラスチック容器)が絶品です!